先日、横浜市などの振袖の着付け会社が当日に雲隠れするという事件が起きました。また後日、とあるオークションサイトになぜか振袖が大量出品されたことでも話題になっております。
さて、若者たちの新たな船出である成人式ですが、彼らが生まれた20年前は1998年でした。皆様は何をされていたでしょうか。私は小学生の時でした。
そんな、1998年を少し振り返ってみます。
まずは、スポーツから振り返ります。
2月に長野オリンピックが開催されました。特に印象深い競技といえばスキージャンプ・ラージヒル団体でしょうか。ラストの舟木和喜選手がフライトした時の、原田雅彦選手の祈っている表情と、喜びの表情は今でも脳裏に焼き付いています。
その当時、団体競技を代表落選した葛西紀明選手が4年前のソチオリンピックで銅メダルを獲得し、現在も現役として活躍しているとは非常に感慨深いものがあります。ちなみにレジェンド葛西選手はメールやブログなどで絵文字を多用されるそうです。やはり、いつまでも現役を続けられる選手は体だけではなく、感性も若々しいようです。
6月にはFIFAワールドカップがフランスで開催されました。ジネディーヌ・ジダン選手要する開催国のフランスが決勝戦でブラジルを破り、初のワールドカップの王者に輝いた大会でした。その大会で初出場の日本代表は、全敗という結果に終わりました。当時小学生だった私も非常に悔しい思いをしました。ただ、その時に悔しい思いをされた中田英寿選手・川口能活選手・小野伸二選手が中心選手となった次の日韓大会では、見事ワールドカップでの初勝利!ベスト16をつかみました。
フランス大会での日本代表から落選したキングカズこと三浦和良は今も現役で活躍されています。本年51歳となる三浦選手ですが現在も親子ほど年の離れた選手と同じ練習メニューをこなしているそうです。先ほどの葛西選手同様にいつまでも現役として輝き続ける姿には尊敬の念がやみません。お二人の様にいつまでも若々しくありたいものですね。
次は、当時放映された映画を振り返ります。
1998年は『タイタニック』『プライベートライアン』『踊る大捜査線』などが放映されました。
この年は、日本映画界の巨匠である黒澤明監督が亡くなり、映画界の一つの時代が終わった年でもありました。黒澤監督の作品で私の一番のお気に入りは『隠し砦の三悪人』です。『スター・ウォーズ』の原案とされたこの作品はすべてのシーンにおいてスタントを使わず撮影しており、刀や馬を使ったアクションシーンは圧巻の一言です。60年前の作品ではありますが、古臭さをまったく感じさせない素晴らしい作品となっております。ぜひ、ご覧になってはいかがでしょうか。
最後に、当時発売された商品を振り返ります。
1998年はウィンドウズ98が発売されました。このウィンドウズ98は推奨物理メモリーが32MB以上でしたが、現在最新のウィンドウズ10は推奨物理メモリーが2GB以上となっており、ここ20年でのパソコン・OSの技術革新の凄まじさがうかがえます。このことを考えると、ここから20年の進化が楽しみであり、怖くもありますね。
これまで挙げさせて頂いたこと以外にも20年前には色々な事件や出来事がありました。皆様ご自身の20年前はいかがだったでしょうか。
毎月、職員達が交代でつれづれなるままに綴っております。