明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
今月から職員が「自分の趣味のことや時事のこと」をお伝え致します。今回は、望月貴之が担当いたします。テーマは「最近の駅伝で懐かしく感じたこと」です。
今年の箱根駅伝はほんとうに興奮しました。早稲田大学を以前から応援していたからです。なぜ、早稲田を応援するのか。自分の母校だからと言いたいのですが、全く違います。私は浪人して大阪府立大学の経済学部に入部し普通の成績で卒業して、植村祐三税理士事務所(現・税理士法人マークス)に就職しました。
本当の理由は高校時代にあります。私は陸上部に所属していて、そのときのエースだった先輩が早稲田大学の故中村清監督をめちゃくちゃ熱く語ったので、その影響が大いにあります。
また、早稲田の渡辺監督は自分とほぼ同じ年代で高校、大学とエースとして有名でした。そして監督になってなかなか優勝ができない。優秀な選手が揃ったときでも優勝ができませんでした。
私が高校1年のときに、東海大会に行くような選手が5人もいましたが、駅伝では県大会で入賞もできませんでした。平常心で走ることの難しさもよく分かります。よく言われるタスキの重さ。この最初にタスキを肩にかけるときに冷たさを感じます。みんなの汗が染みている分重たさを感じます。だれもブレーキをしたくて走っているわけではありません。調整でピークをうまく持っていくのが難しいのです。
毎年箱根駅伝を真剣に見ているわけではなく、ただテレビをつけっぱなしにして、順位を気にして見ているぐらいです。
1月3日の復路の日。この日は実家のある静岡から大阪に戻ってくる日でした。お昼前までは早稲田大学が1分ぐらいリードしていたので、このままいけば優勝かなと思って車の中でラジオを聞いていました。そうしたらどんどん差が詰まってくる。もしかしたら、早稲田大学が東洋大学に抜かされるのではないかと思いました。最後は早稲田が優勝しました。その差は21秒。車の後ろでは嫁と子供が寝ているので、ラジオを小さな音で聞いていました。優勝が決まった瞬間小さな声で「よいっしゃ!!」と叫びました。そう、この感覚と思いました。
また自分でこのタスキを途切れさせてはいけないという思い。だからタスキを渡せずに泣くこともよく分かります。最初から無理をして走れば途中で息切れしてブレーキになってしまう。そんな気持ちを懐かしく思い出しました。
さて、自分は独身の頃にハーフマラソンを何回か走りました。ベスト記録は平成14年のときに1時間37分27秒。結婚後は何も運動をしていません。今は、この駅伝をみて何かスポーツをしたくなりました。そんなことを感じたお正月でした。
平成23年2月1日
望月 貴之