多くの日本人に受け入れられ、幅広い年齢層から愛されるコーヒーは私も好きです。
午前中の一杯に始まり・午後の一息つくとき、夕食後その日の最後の一杯と日によって変化はありますが、だいたい1日に3杯はコーヒーを頂いています。
いつから頻繁にコーヒーを飲む様になったのか?と改めて考えると、子供の時はコーヒー牛乳を飲み、歳を重ねていくうちに苦みもひとつの味わいとして美味しさがわかるようになってから頻繁に飲み始めたように思います。
好みの要因のひとつには香りも大きく影響を受けているようで、家で豆を挽いている時に普段全く飲まない息子が「良い匂いだね」と言った時に嗅覚を刺激されているのだと感じた日があり、共感しました。
私が自己流で淹れるとイマイチの味になるので、本当に正しいのか?と疑問を持った時、コーヒーショップのハンドドリップセミナーに参加して明らかな違いを発見し、まだまだ入り口ですが繊細さと奥深さを感じました。
先日、1日2杯以上のコーヒーを飲むと老けにくい。美肌効果が期待でき赤ワインと同量のポリフェノールが含まれ動脈硬化の予防や脂肪燃焼効果が期待でき、諸説あるようですが3〜4杯飲むと、飲まない人と比べて脳血管疾患による死亡リスクが4割位低かったとテレビで放送しており、また厚生労働省の研究班による調査では、1日に3杯以上コーヒーを飲む習慣のある女性は、子宮体がんになるリスクが低くなるという結果が報告されていました。しかしこのような調査結果の他に、「コーヒーが膀胱がんのリスクを上げた」という結果や「血圧が上がる」「胃が荒れる」「飲み過ぎるとカフェイン中毒になる可能性もある」という健康への悪影響を示唆する結果が報告されているのも事実であり、バランスよく個々に考えて飲まないといけないのが現実です。
今はお手軽に飲んでいますが、「コーヒー2050年問題」という悲しいテーマがある事を知りました。2050年ごろに生産量が減少するかもしれないと言われ、原因は世界的な気候変動による地球温暖化の進行に伴い、コーヒーの栽培が出来る土地は少なくなっていき、サビ病の蔓延、害虫の増加などが懸念されており、全世界のアラビカ種の栽培地は約50%になると予想されています。
それに反して世界の経済活動が盛んになればなるほど、コーヒーの需要は右肩上がりに増えていき、価格も高騰しているようです。美味しくて画期的だったコンビニのコーヒーを100円で楽しむ日々はそう長く続かないかもしれません。
ドリッパーでお湯を注ぐその時間が癒しのひとときを与えてくれるので、もう少し落ち着いたら、探求の為セミナーにも参加してみたいと思います。
また、栽培に手間暇をかけて作ってくれている生産者さんや企業の方々にも感謝し、今までが安かったのだという方向に思考を変え、いつまでも楽しいコーヒータイムが過ごせる日々が続くことを願うばかりです。
毎月、職員達が交代でつれづれなるままに綴っております。