花谷 隆之


いよいよ今年も夏本番となりました。皆様は、いかがお過ごしでしょうか?夏といえば今年もまた「夏はやっぱりビール!!」と叫びたいところですが、今年は我慢しようと考えております。なぜなら、このところ連日会合が続いていることもあり、私の身体には大量の糖質とプリン体が豊富に蓄積されてしまったからです。

 そこで今年はビールの代わりにハイボール(ここではウイスキーのソーダ割りを意味)を主に飲むこととしました。ハイボールはベースであるウイスキーが蒸留酒であるため、糖質がゼロでプリン体はほとんど含まれておらず、カロリーもビールの半分以下といわれております。その為、ハイボールは健康に優しいお酒だと言えます!今回は、ビール好きの方の健康に貢献すべく、少しでもハイボールの魅力をお伝え出来るよう、(未熟な私の主観で大変恐縮ですが)私がバーテンダー時代に行っていたハイボールの作り方と個人的にチェックしているウイスキーの種類・味わいについてお話しさせていただきます。

○ハイボールの作り方(ウイスキーとソーダ水の割合は1:3)

(1)グラスに氷を入れてステア(マドラーで混ぜる)して、グラスを冷やしたら水を切る。

(2)ウイスキーを注ぎ軽くステアする。

(3)ソーダ水をできるだけ氷に当たらないように注ぎ、炭酸が抜けない様に優しく1〜2回(タテに1回のみともよく言われます)ステアする。

(4)お好みに応じてレモンを絞るのもOK!

○ウイスキーの種類

(1)ジャパニーズモルト(原料:大麦麦芽)→白州は、ピートの香りはしっかりあるが爽快感があり上品な味わいでハイボールにかなり適しており、初心者にも比較的飲みやすい。竹鶴は、白州と比較し、ピートの香りと味わいが深く若干個性が強い。

(2)スコッチモルト(原料:大麦麦芽)→マッカランは、シェリー由来でもある甘い香りと、甘くまろやかな味わいでウイスキー初心者でもかなり飲みやすくお勧めです。ラフロイグは人気があるが、アイラ地方のウイスキー特有の強烈な風味があり、癖が強い為、好き嫌いが非常に分かれ初心者には不向きかもしれません。

(3)スコッチブレンデッド(原料:大麦麦芽とグレーン(トウモロコシ等の穀類)のブレンド)→バランタインは、ブレンデッド特有の華やかな香りと、上品でまろやかな味わい。(酒を割って飲む)日本人向けにブレンドされたという触れ込みのスコッチであり日本人の味覚に合いやすいと言われています。

(4)バーボン(原料:主にトウモロコシ)→ブラントンは、バーボンによくある雑味がなく、フルーティーな香りと濃厚な甘みがあり、上品な味わい。また、さすがバーボンというだけありソーダで割っても負けない味わい深さがあります。比較的しっかりした味わいと風味を味わいたい方にお勧めです。また、ブラントンは騎手が馬を走らせている形のキャップが8種類あり、コレクションするという楽しみもあります。

 いかがでしたでしょうか?ハイボールと一言で言っても色んな種類のウイスキーで作ることが出来、色んな味わいを楽しむことができます。これならなかなか飽きることはないと思います。どうしてもシュワッとした爽快感の強いお酒が飲みたくなる夏を、今年はハイボールの爽快感で健康的に乗り越えてはいかがでしょうか?
もし、ご興味がございましたら、ご参考にしていただければ幸いです。