北島 英子

 今年5月のゴールデンウィーク中、浪人時代にお世話になった現予備校の先生が毎年開催する歴史ツアーに参加しました。参加者は誰でもOK!なのですが、主に先生の元生徒さんが多く、基本的に私より年下の方ばかりでした(笑)。

毎年ユニークなツアーを考えて下さって、先生にお会いできるのも年に1回ということもあり、とても楽しみにしています。とは言いつつ、2年連続は参加できなかったのですが、その前の年2年連続は真田幸村ツアーが開催され、天王寺から大阪城まで朝から夕方までかけて歩き、安土桃山〜江戸時代初期の大坂を感じることができました。ちなみに、ホームページで「真田幸村 大阪」と検索をかけると、大阪観光コンベンション協会の「大阪まちあるき 真田幸村と大坂の陣」が出てきます。http://www.osaka-info.jp/machiaruki/sanada/
そのページに記載されている地図を見ながら現地で音声解説を聞くと、楽しみも倍増!!です。
 
 さて、今年は「開運ツアー」と称して京都めぐりが開催されました。まずは「伏見稲荷大社」へ。この日はとてつもなく暑く、汗をかきながら目的の「おもかる石」まで千本鳥居を通り抜けました。みなさんご存じだと思いますが、灯篭の上の石に願いを込めて持ち上げる。持ち上げてみて、思っていたより軽ければ願いが叶うと言われています。持ち上げた時にドキドキしたり、小さい頃、家族でお正月にお稲荷さんへお参りに行っていたことなどを思い出したりなど、楽しむことができました。

次に向かったのは「安井金毘羅宮」。願い事を"形代(かたしろ)"に書き、それを持って願い事を念じながら"縁切り縁結び碑(いし)"をくぐりました。形代は、身代わりのお札です。ここは悪縁を切り、良縁を結ぶことで有名な神社です。碑にはたくさんの形代が貼られていました。私もしっかりとお願いをしてきました!

続いて、「建仁寺」。建仁寺は開運とはあまり関係性をもちませんが、参加された方の中に御朱印集めをされている方がいらっしゃったので、参拝しました。お話しはそれますが、御朱印集めは寺社を訪ねる楽しみの一つとして最近、注目されています。本来は、参拝者が写経をお寺に納めた際に頂く印でした。現在では、誰でも簡単に御朱印を頂くことができますが、ご本尊やご神体の分身と言っても過言ではないそうです。寺社によってもデザインはさまざまで、御朱印を頂いた方に見せてもらったのですが、とても魅力的なものでもありました。その方は「大切なお守りだ」とおっしゃっていました。

花見小路を通り抜け、たどり着いたのは「八坂神社」。八坂神社にも縁結びの神様がいらしたのは、今回初めて知りました。そして最後に参拝したのは「知恩院」。国宝・重要文化財の指定を受けた建造物や、庭園、知恩院の七不思議、など全部見きれないほどの見どころが満載でした。また、参拝した日は家康坐像・秀忠坐像が公開されており、解説してくださった方によると家康坐像は実物より大きく、秀忠坐像は等身大に造られたそうで、ものすごく大きく感じました。知恩院にはもう一度行ってみたいと思います。

 去年までは4年連続毎年1回(最後の年は2回!)海外へ旅行に行っていました。旅行がとにかく好きで、お仕事の繁忙期が終わると旅行に行きたくてウズウズしてきます。とは言いつつ、今年に入って繁忙期中にもかかわらず、国内旅行に3回行ってきました。海外旅行はしばらくお預けになるとは思いますが、日本の良さを感じたり、歴史を学んだり、国内旅行を楽しもうと思います。