4ヶ月ぶりの更新です。本当に久しぶりに書きます。年末から確定申告時期にかけて忙しくて更新することができませんでした。確定申告や年末調整のときに生命保険料控除証明書を拝見するのですが、定期付終身保険、養老保険、学資保険が多く見受けられます。
保険でしっかり抑えておきたいところは、2点です。
@定期保険は、掛捨保険であり、定期預金とは違います。
A生命保険会社の予定利率と定期預金の利率とは違います。
@定期保険の定期とは一定期間での保障をすることです。期間満了まできたらそこで保障が終わります。定期預金のように積立はしません。
A予定利率とは「責任準備金」の運用利回りです。責任準備金とは保険料から保険会社の事務経費等(保険会社の利益も含む)を引いた金額を将来支払う保険金に充てる金額です。
このとき考えることは「貯蓄は三角、保険は四角」です。
保険の特徴とは、今欲しい保障がすぐに
保険料を払って手に入れることができます。
将来のために積み立てていき時間とともに増加するのが貯蓄。最近話題になっている勝間和代著の「銀行にお金を預けるな」ではETF(指数連動型投資信託)を勧めています。いずれにしましても、この二つをうまく組み合わせることにより効果が大きくなります。保険は貯蓄が出来るまでのつなぎであると考えています。個人において保険で貯蓄は考えていません。(ひとつの考え方です。)例えば、終身保険で保険料払込満了したときに解約した場合、保険金額よりも少ない解約返戻金です。(戻りは支払保険料の90%前後 ※契約内容、配当の額にもよる)
一方、法人のお客様には定期保険を勧めています。少ない掛金で大きな保障。あくまでも万が一があったときの保障に重点をおきます。
また貯蓄目的で養老保険に加入する人がいますが、この保険も生命保険会社の経費や死亡・高度障害のための保障料が含まれていることや予定利率が低いため、満期保険金よりも払い込む保険料のほうが大きいです。養老保険や学資保険では、かんぽ保険の加入者が多いです。郵便局が強いのは、やはり平成2年9月17日から平成3年7月28日までに加入した定額貯金の金利の高さでかなりの方が満足したのではないでしょうか。私の両親もその当時に定額貯金に入って10年で1.6倍になったとのこと。(100万円預けて10年後には税引き後169万円)
ちょうどそのときのいい思いをした人が多かったために、郵便局は有利だとの認識になったのではないでしょうか。
もし再度定額貯金に加入した場合 (平成12年頃に100万円を10年間預けた場合)
(100万円預けて10年後に税引き後101.6万円)満期が平成22年頃です。
吉本佳生著の金融機関のカモにならない!お金の練習問題にも書かれているのですが、「保険は掛け捨てが一番」またひとつの金融商品に基本的な保険の機能と貯蓄や資産運用の機能を同時に求めると、必ずと言っていいほど、消費者側は割高なコストを負担することになります。また勝間氏は、「賢くない人から賢い人へお金が移動する仕組み」や「情報を持っていない人から、情報を持っている人へ、お金が移動する仕組み」と言い換えることができると言っています。
保険商品の良いところを他にも挙げれば自分の財産を自分の意思で引き継いでもらうことができる商品です。遺産分割協議書がなくても、受取人が定められているために受け取ることが出来ます。相続対策に有効であります。
契約者・被保険者・・・被相続人 受取人・・・相続人
受け取った保険金は相続税の対象となり、「500万円×法定相続人の数」の非課税枠が使えます。 組み合わせによって、一時所得、雑所得、相続財産、贈与財産にすることが出来ます。
会計事務所は、仕事柄どうしても税法中心で損得をみてしまう傾向がありますが、それぞれのお客様にライフプランにあって考えていくことができます。
当事務所でも、法人の関与先に対しては、標準保障額からのご提案、個人のお客さんに関してはライフプランからのご提案ができます。
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職員便り
毎月、職員達が交代でつれづれなるままに綴っております。
- 令和 6年 10月『新入社員紹介』
- 令和 6年 9月『新入社員紹介』
- 令和 6年 8月『新入社員紹介』
- 令和 4年 10月『自己紹介』
- 令和 4年 9月『高校時代の思い出』
- 令和 4年 8月『トルコ』
- 令和 4年 7月『貯蓄から投資へ』
- 令和 4年 6月『ご挨拶』
- 令和 4年 5月『18歳成人』
- 令和 4年 4月『コーヒーに癒されて』
- 令和 4年 3月『時代なんですかねぇ』
- 令和 4年 2月『睡眠について』
- 令和 4年 1月『DX(デジタルトランスフォーメーション』
- 令和 3年 12月『煤払い』
- 令和 3年 11月『高校受験まで残り4か月ラストスパート』
- 令和 3年 10月『絶景』
- 令和 3年 9月『人に寄り添い「ウェルビーイング」を』
- 令和 3年 8月『通知』
- 令和 3年 7月『マスク生活での気付き』
- 令和 3年 6月『オリンピック開催ってだれの為?』
- 令和 3年 5月『消費税の請求書方式が変わります』
- 令和 3年 4月『約束手形の廃止』
- 令和 3年 3月『春』
- 令和 3年 2月『受験について思うこと』
- 令和 3年 1月『2021年新しい生活様式を迎えるお正月』
- 令和 2年 12月『目標達成に向けて』
- 令和 2年 11月『ノーベル平和賞 〜世界の食糧問題〜』
- 令和 2年 10月『菌活で免疫力アップ』
- 令和 2年 9月『10歳になりました』
- 令和 2年 8月『アフターコロナの働き方』
- 令和 2年 4月『テレワーク』
- 令和 2年 3月 『春の楽しみ『桜』』
- 令和 2年 2月 『オーディオブック』
- 令和 2年 1月 『ご挨拶』
- 令和元年 12月 『年末イベントの税務』
- 令和元年 11月 『スポーツの秋 ラグビーの秋』
- 令和元年 10月 『昆虫カタストロフィ』
- 令和元年 9月 『還暦の祝い』
- 令和元年 8月 『サブスクリプションサービス』
- 令和元年 7月 『法人向け保険契約の税務見直し』
- 令和元年 6月 『平成消費税の歴史』
- 令和元年 5月 『わが家のスポーツ事情』
- 平成31年 4月 『管理会計を身近に』
- 平成31年 3月 『as if の法則』
- 平成31年 2月 『新しい時代』
- 平成31年 1月 『100歳時代を楽しく』
- 平成30年 12月 『年末調整と源泉徴収』
- 平成30年 11月 『働き方改革』
- 平成30年 10月 『美ら海(チュラうみ)』
- 平成30年 9月 『ライフプランを考える』
- 平成30年 8月 『ご挨拶』
- 平成30年 7月 『音楽に癒されて』
- 平成30年 6月 『最後は人だから』
- 平成30年 5月 『ホーキング博士と人工知能』
- 平成30年 4月 『桜の季節』
- 平成30年 3月 『熊本』
- 平成30年 2月 『20年前の出来事』
- 平成30年 1月 『キャンプ!!』
- 平成29年 12月 『改正後配偶者控除・配偶者特別控除の施行』
- 平成29年 11月 『キリンラガービールの奇跡』
- 平成29年 10月 『震災の備えしていますか?』
- 平成29年 9月 『経営理念』
- 平成29年 8月 『熱中症対策のこと』
- 平成29年 7月 『個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)』
- 平成29年 6月 『海での出会い』
- 平成29年 5月 『家族旅行』
- 平成29年 4月 『始まりの春』
- 平成29年 3月 『セルフメディケーション』
- 平成29年 2月 『エンディングノート(感謝の言葉)の勧め』
- 平成29年 1月 『個人型DCご存知ですか?』
- 平成28年 12月 『ご挨拶』
- 平成28年 11月 『自然災害』
- 特別号 『ご挨拶』
- 平成28年 10月 『社員旅行『富士山一周旅行』』
- 平成28年 9月 『ユニバーサルスタジオの思い出』
- 平成28年 8月 『夏はやっぱりハイボール!?』
- 平成28年 7月 『ダイエット管理会計』
- 平成28年 6月 『断捨離の実践』
- 平成28年 5月 『AI(人工知能)』
- 平成28年 4月 『新しい○○』
- 平成28年 3月 『確定申告とマイナンバー』
- 平成28年 2月 『節分』
- 平成28年 1月 『新制度スタート』
- 平成27年 12月 『そして父になる』
- 平成27年 11月 『冬の味覚ジビエ』
- 平成27年 10月 『致知を読んで』
- 平成27年 9月 『精霊流し』
- 平成27年 8月 『結婚式 今昔物語』
- 平成27年 7月 『京都開運ツアー』
- 平成27年 6月 『本屋の新しい形』
- 平成27年 5月 『ご挨拶』
- 平成27年 4月 『平成28年より法人に対する利子割がなくなります』
- 平成27年 3月 『確定申告の思い出』
- 平成27年 2月 『「結婚・出産・育児」資金贈与の非課税枠創設』
- 平成27年 1月 『新年の風習』
- 平成26年 12月 『備えあれば・・・』
- 平成26年 11月 『バリアフリー ってご存知ですか?』
- 平成26年 10月 『社員旅行』
- 平成26年 9月 『振り込め詐欺にご注意を!』
- 平成26年 8月 『夏祭り』
- 平成26年 7月 『子育て 夢の実現に向けて』
- 平成26年 6月 『今、日本のボクシング界が面白い!!』
- 平成26年 5月 『新人研修を終えて』
- 平成26年 4月 『肩こり改善に向けて』
- 平成26年 3月 『年中行事「ひなまつり」』
- 平成26年 2月 『年中行事「節分の日」』
- 平成26年 1月 『電子書籍の良い所・悪い所』
- 平成25年 12月 『上場株式眠っていませんか』
- 平成25年 11月 『哀愁』
- 平成25年 10月 『東京オリンピック開催決定』
- 平成25年 9月 『「伝える」ということ』
- 平成25年 8月 『心地よく眠るために』
- 平成25年 7月 『人寝ねて蛍飛ぶなり蚊帳の中』
- 平成25年 6月 『細身でも注意!! サルコペニア肥満』
- 平成25年 5月 『地域需要創造型等企業・創業促進補助金』
- 平成25年 4月 『日本版ISA』
- 平成25年 3月 『大阪でもやれば出来ること(市民マラソン)』
- 平成25年 2月 『常若』
- 平成25年 1月 『みんなちがって、みんないい』
- 平成24年12 月 『復興特別税とは』
- 平成24年11 月 『知ってました?』
- 平成24年10 月 『自計化ソフトの活用研修会を終えて』
- 平成24年 9月 『日本の消費税率は低いのでしょうか?』
- 平成24年 8月 『消費増税法案通過』
- 平成24年 7月 『子育て日記』
- 平成24年 6月 『会社の力=人財』
- 平成24年 5月 『情報化社会を生きる』
- 平成24年 4月 『介護医療保険料控除創設について』
- 平成24年 3月 『デジタル OR アナログ』
- 平成24年 2月 『TKC会計ソフト FX2の活用』
- 平成24年 1月 『従業員を雇うと税金が安くなるかも?』
- 平成23年 12月 『給与所得者(サラリーマン・パート)の税金の申告』
- 平成23年 11月 『私のiPhone(アイフォーン)の活用法』
- 平成23年 10月 『他人事ではなくなる!?相続税!!』
- 平成23年 9月 『コミュニケーションで開ける新しい世界 』
- 平成23年 8月 『ふるさとは 遠きにありて 思ふもの』
- 平成23年 7月 『ふたりの相田みつを』
- 平成23年 6月 『同居のススメ 』
- 平成23年 5月 『備えあれば憂いなし』
- 平成23年 4月 『寄付金控除について』
- 平成23年 3月 『平成23年度税制改正』
- 平成23年 2月 『自己紹介』
- 平成23年 1月 『会計の重要性』
- 平成22年 2月 『保険証券の見方・住宅ローン・公的年金について』
- 平成22年 1月 『年金について知っていますか』
- 平成20年 6月 『入院して思うこと 季節の変わり目には』
- 平成20年 4月 『保険料控除証明書から見るアドバイス』
- 平成19年 11月 『最近思うこと 老後問題 第2回』
- 平成19年 8月 『最近思うこと 老後問題 第1回』
- 平成19年 8月 『こども保険とは』
- 平成19年 6月 『主婦の労働力を金額に換算すると』
- 平成19年 4月 『教育についてかかる費用とは』
- 平成19年 3月 『子どもが生まれたら』
- 平成19年 『相続が発生した後のワンポイントアドバイス』
- 平成18年 『数字で見る相続について』
- 平成18年 『「金利が上がれば国債が下がる」とは 第3回』
- 平成18年 『「金利が上がれば国債が下がる」とは 第2回』
- 平成18年 『「金利が上がれば国債が下がる」とは 第1回』
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