望月貴之
2月4日は立春。暦の上では春の始まりですが、まだまだ寒い日が続きます。2月9日は大阪でも雪が舞っていました。風邪などひかずにがんばっていきたいと思います。
立春の前日が節分で、事務所の近くにあるあびこ観音の節分祭ですが、一年に一度あびこが盛り上がる日です。この祭りが近づくと、さぁこれから個人の確定申告で忙しくなってくるなぁ気合を入れていかなければならないなぁと感じます。関与先さんが「確定申告の時期で忙しくなりますね。」と言われるのもこの時期からです。また嫁には「残業はいつから始まるのか。土曜出勤はいつから」と聞かれます。とはいえ法人の12月決算が4件あり、まずは法人の申告から行いますので、本格的に個人の決算をとりかかれるのは、2月末ぐらいです。こんな感じで20年も続けています。
20年も確定申告作業を行っていれば、いろんな思い出があります。
事務所に入所した当時は、右も左も分からない状態で手引書を読み、決算や申告書を作成していました。またその当時は、事務所の転換期のころで従業員の入退社が多くて一気に入れ替わった時期で引継ぎもなしで個人のお客さんのところに行き、資料や話を聞いたことを思い出します。先輩からは「必要なものを預かってくるように。」と言われ、とにかく必要と思われるものを預かってくる。何よりもいきなりの訪問は緊張しました。今では、なつかしい思い出です。
季節の変化も感じることができるのがこの時期です。2月の初めには、18時を過ぎると急に暗くなり、夜も寒いですが、3月の確定申告の終わりには、18時を過ぎても明るくなり、気温も暖かくなり、帰路に着きながら、いつコートをやめようかと思います。3月の確定申告の最終週になると余裕が出てきて19時には帰路につけるのでこのように感じます。
この時期の楽しみは、夜食の支給です。この食事の支給はこの確定申告時期だけですが、残業をする場合に事務所から食事が支給されます。お弁当屋を中心とした宅配がメインです。独身の時には、食費を浮かせることが出来て貴重な存在でした。また食事の時間帯が19時から20時ごろなのでここで食事をすると自然に体重が落ちてきます。規則正しく食事を取れることが大きいかと思います。今日は何のメニューがいいといって選ぶ楽しみもあります。
20年も行っていれば確定申告の制度が変わってきます。
青色申告控除額の金額が変更したり、定額控除、定率控除や復興特別所得税があったり、電子申告控除があったりします。
平成17年あたりから、電子申告が普及しました。それ以前といえば紙ベースでの提出。
申告前にはお客さんのところに行き押印をもらって、そして3月15日に税務署ごとにまとめて提出していました。事務所から遠い税務署には郵送ですが、大阪府下の税務署には、電車や車で提出。この提出が終った後事務所でまったりして、余韻にひたりながら書類の整理。そして確定申告の打ち上げ。
打ち上げでは、このときばかりには、大声で騒ぎ、お酒を飲みカラオケ等に行って楽しんでいました。今はほぼ100%が電子申告ですのでこのような税務署への提出業務はなくなりました。
さて今年の確定申告の申告期限は3月16日(月)そしてその後、確定申告の打ち上げです。ミスがなく終るようにがんばって早めに仕上げるようにしていきたいと思います。資料の早期準備よろしくお願いします。