9月12日、去年に続き、鰍sKCにて自計化ソフトの活用研修会をさせていただきました。昨年同様、他の会計事務所の所長先生や職員さま向けにお話しをしたのですが、今回のテーマは今年の春に鰍sKCが新たに発売したソフト「e21まいスター」の導入・運用方法と導入事例です。研修会を終えて思うことは、ただただ反省ばかり・・・。「習うより慣れろ」とよく言いますが、まさにその通りだと思います。始まる前の緊張感は言葉にできませんが、このような機会を与えてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
さて、以前ニュースに同封しましたパンプレットでe21まいスターのご紹介をさせていただいたのですが、この場をお借りしまして、今一度どんなソフトであるのかを少しではありますが、お話しいたします。
「e21まいスター」は、会計・給与・請求書発行のシステムがひとつになったソフトです。(すでにFX2やPX2、SX2などをご利用のお客様につきましては、それらのソフトの簡易版とお考えください。)このソフトの最大のメリットは、給与計算と請求書発行をe21まいスターで処理をすると、ボタンひとつで会計側へ仕訳が自動的に発生すること、会計の処理も初期設定をしっかりすれば入力もスムーズにでき、初心者の方にも安心してご利用いただけることです。PCが苦手、将来的に法人成りを見据えている、会社の数字をご自身で今まで以上にしっかり把握するために会計ソフトを導入したい、今使っている市販ソフトに不便さやわかりにくさを感じているなど、思い当たることがございましたら、これを機会に、担当者にお声掛けをしていただければ、幸いです。デモデータを使っての詳しい説明をいたします。
ではなぜ、「自計化」を薦めるのか?ですが、本年2月「中小企業の会計に関する基本要領」が公表されました。その基本要領には
@正確なる所得を自ら計算し課税の合理化に資すること
A融資に際し事業経理の内容を明らかにすることによって中小企業金融の円滑化に資すること
B事業の財政状態及び経営成績を自ら知り、経理計数を通じて事業経営の合理化を可能ならしめること
との記載があります。つまり、中小企業の経営者もくしは経理担当者が日々、社内で正確に会計帳簿をつけ、その内容を経営者が理解・把握することがもっとも大事なことなのです。この内容については昭和24年、中小企業向けに公表された「中小企業簿記要領」にも記載されていたことから、会計帳簿が会社の運営にとっていかに重要なものかが図れるかと思います。作業は煩雑で手間がかかりますが、資料整理から計上科目の内容、事業計画書の内容などをこれを機会に総点検してみてはいかがでしょうか。
また、最近落雷や豪雨など、自然災害が多発しており、それが原因で日々作成している大事なデータを失ってしまう可能性があります。その対策案として、別紙同封していますバックアップサービスを提供しておりますので、ご参照ください。
北島 英子
毎月、職員達が交代でつれづれなるままに綴っております。