10年前の8月8日、空(そら)は、推定年齢4ヶ月で保健所から我が家に来てくれました。
連れて帰ってくる時の車から見えた真っ青な空があまりにも輝いていて、幸せになってほしくて 空 と名付けました。世にいう保護犬ですが、なかなかの物でした。こちらの言う事には全く反応しない。傍にいるとご飯も食べない。音に敏感で散歩にも行けない。人が大嫌い。ゲージから出ることをせず、おやつを差し出すと指を咬む。身体を触ろうとすると腕を咬む。彼女の餌食にならなかった者は居ませんでした。でも、保健所に戻せば安楽死が待っています。彼女も戻るところはありません。私達も返すところはありません。
戦いが始まりました。近くの外科の先生には、沢山お世話になりました(笑)
今も散歩には行きたがりませんが、私たちの手からご飯も食べます。おやつの時間になると、扉の前で待っています。呼べば一応反応します。まだ時々白い歯を見せますが、こちらも対応出来るようになってきたので、お医者様にお世話になる回数は激減しています。
家族の誰かの誕生日には、ハッピーバースディを歌います=ケーキが食べられると言う事を覚えたので、彼女はハッピーバースディの歌が大好きです。
まだまだ、長生きしてもっともっと幸せになって欲しいと願っています。
そして、我マークスも10年目に突入しました。
2010年9月 関与先の皆様にとって商売の神様のような存在でありたいと願い設立。
植村が開業して40年。個人事務所のままでは、関与先の経営者の方々の思いや夢をお聞きし、経営をどうすべきか、どんな会社にしていきたいか、その為の従業員の育成方法など一緒に悩み検討して…といった事など、折角作り上げた経営計画に向かってのアドバイスを継続して提供していく事が難しいと感じていた時に、福田さんが入ってくださって法人化することが出来ました。
「これで、安心して一緒に夢を描いて行っていただける」と私は思いました。
現在、所内は福田代表の下、花谷と長谷川が社員税理士としております。
8月に税理士試験を受ける者が3名おります。
皆様と又次の10年を歩んでいくために、やらなければならない事。
勉強だけではありません。
経営者の方々の悩みに少しでも共感できるように、人としても成長しなければならないと思っています。
私は20歳の時、植村先生の事務所の門をたたかせていただきました。それから育児と介護の為2度ほど事務所を離れましたが、約40年この仕事に関わらせていただきました。
関与先の皆様から、本当に沢山の事を教えていただいたり、経験させていただきました。
また、人生の先輩の方々から「人」としてどうあるべきか、沢山叱っていただきました。
私にとっては、本当にかけがえのない財産です。
親から受けた恩を親に返すことは出来ません。
だからこそ、私が受けた恩(経験)をしっかりと所内の若い職員たちに引き継いでいきたいと思っています。
経営者の立場に立って、従業員の立場に立って「人」として私たちに何が出来るのか。
まだまだ10歳、未熟な会社ですが、従業員それぞれ形は違うと思いますが、「皆様のお役に立つために何が出来るのか」との気持ちで頑張っています。安心して色々相談してください。職員全員で一緒に頑張ってまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ちなみに私の今の目標は、空を外に散歩に連れていくことです。
頑張ります!!
毎月、職員達が交代でつれづれなるままに綴っております。