松下幸之助歴史記念館を訪問しました。京阪西三荘駅前のパナソニック本社の敷地にあります。歴史館の入り口に松下幸之助氏の銅像が我々を迎い入れてくれました。予約を入れていたのでガイドの方の案内で館内を見学しました。
建物は松下幸之助が門真に工場を建てた時の工場を模して今年に建てられ真新しいものでした。館内は、1章「礎」2章「創業」3章「命知」4章「苦境」5章「飛躍」6章「打開」7章「打開」8章「経世」のテーマに分かれていました。説明の中で松下幸之助氏94年の生涯で、幾多の苦難を乗り越えた中で見出した「行き方・考え方」その道をたどりながら、彼の経営観や人生観を聞くことが出来ました。
幸之助氏は9歳の時に父の散財で家産を失い大阪で丁稚奉公を経験し、会社に就職して真面目に働いたが、体を壊したり、独立後も質屋に行くほどの極貧生活をしていたそうです。しかし、幸之助氏は、悲観的にはならず日々の仕事に最善を尽くす中で、事業が大きくなり、電気製品を通じ社会を豊かにする使命感を持つようになったそうです。
入口の直ぐ横に幸之助氏の「道」の言葉が掲げてありましたので紹介します。
自分には 自分に与えられた道がある
広い時もある せまいときもある
のぼりもあれば くだりもある
思案にあまる時もあるだろう
しかし 心を定め
希望をもって歩むならば必ず道はひらけてくる
深い喜びも そこから生まれてくる
経営者として人間としての人生の道を説かれています。また「人生の90%は天命で、残りの10%を努力すれば自らの運命が光彩を放つものになるか決まってくる」とも幸之助氏は述べられています。
自分自身「もっと努力すればならない」と思ったのと同時に、幸之助氏の人間としての偉大さを感じることが出来ました。
歴史記念会館は、日曜日年末年始以外は午前9時から午後5まで開場し、入館料は無料で、案内ガイドは事前の予約が必要です。社員教育やご家族で見学されてはいかがでしょうか。
パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館
【所在地】〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地
【アクセス】京阪電車 西三荘駅下車 徒歩2分 【電話番号】:06-6906-0106
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