新年あけましておめでとうございます。令和になって初めての新年を迎えることになりました。
平成の時代は、昭和天皇の崩御により自粛ムードで始まり、阪神淡路大震災などの地震や台風等による風水害で多くの被害がでました。また、平成元年には消費税が導入され、その後税率が3%から8%まで上がりました。経済ではバブル経済が崩壊し、株価の低迷や地価の下落等経済不況が長く続きました。最近では、観光立国としてインバウンドにより国内景気が支えられている側面もあり、日本各地で外国人を当たり前のように見かけるようになりました。
スポーツでは、Jリーグが開幕しサッカー人気が沸き、野球では野茂をはじめメジャーで多くの選手が活躍するのが当たり前のようになりました。平成10年には長野オリンピックが開催されました。
政治では一時、自民党政権から民主党政権になり混迷の時代になりました。その反動で安定を求めたためか、自民党政権が長期に続くことになったと思います。
令和は生前移譲であるため、祝賀ムードで『即位の礼』以降先日のパレードまで日本中が沸きました。
また、夏にはラグビーワールドカップが開催され、日本代表がベスト8になりラクビーブームで日本中が盛り上がり、その試合の内容に興奮し感動された方は多いことでしょう。2020年は7月22日から8月9日まではオリンピック、8月25日から9月6日まではパラリンピックが東京で開催されます。それに合わせて経済が良くなってきているように思います。但し、その後の景気の冷え込みが心配ですね。またその開催期間中、選手を始めとする大会関係者やマスコミそして観戦者が開催地に集中するので、その宿泊場所を確保するのが大変だと思います。また、交通規制などにより通勤や物流が滞ったり、東京方面へ出張する場合、乗車券や宿泊の確保が困難になると予想されるのでその期間は予定しない方が良いかもしれませんね。
さらに2025年には大阪で万博が開催予定です。今後、開催地の開発や交通施設の整備、ホテル等の宿泊施設の建設等による万博景気が予測されます。建設業に始まる好景気は労働不足が予測され、外国人労働者が今よりも一層増加せざるを得ないと思います。
AI等により様々なところで自動化が進み、例えば自動運転と電動化に向けて各メーカはしのぎを削っていますので、それに関連する産業の需要は増加しますが、技術革新は日々進みますのでそれに対応するため準備が必要だと思います。
また、高齢化社会がより進むため、福祉や医療関係のお金と労働者の不足が予測されますので、医療保険・介護保険・年金の財源が不足するため、保険料の引上げ・自己負担の増加・年金の減額・支給年齢の引上げ等が予測されます。
令和の時代は、オリンピック・パラリンピックや万博等で明るい材料があります。しかし、高齢化による労働力不足を外国人やAIで補っていく対応をしなければならないと思います。
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