8月12日にロンドン五輪が終わりましたが、開幕以降毎夜様々な種目で熱戦が展開され、日本は過去最多のメダル38個を取得しました。毎日のテレビ観戦をされた方も多かったことでしょう。これで選手は五輪の重圧から、私達は寝不足から解放されます。
普段我々が観戦するスポーツは野球やサッカーが主で、柔道、レスリング、水泳、体操等がゴールデンタイムにテレビで中継されることは五輪以外考えられません。特にメダルが期待された体操、柔道、レスリングなどは、そのルールや技、選手名すらあまり知らないにわかファンも多かったのではないかと思います。しかし、日の丸を付けた選手が、体格の優れた海外の選手と試合をし、その結果メダルを獲得してゆく姿を見ていると自分の事のように興奮し嬉しくなった方は多いと思います。この時ばかりは、日の丸君が代が国旗国歌であることに疑問を感じることはありません。
日本人の体格が良くなったと言われて久しいですが、欧米の選手や黒人選手の素晴らしい肉体を目のあたりにすると、体格ではやはり日本人選手は不利だと思ってしまします。しかし、金メダル以上に銀メダル銅メダルを取れたのは、肉体的な劣性をカバーするために技術や戦術を工夫したその表れだと思います。
五輪は4年に一度しか開催されないこともその価値を高めているのかもしれません。毎年開催されていれば、次を考えた戦略で成績を上げれば良いとか連覇も考えやすいと思いますが、4年間メダル獲得のために練習を積み重ねモチベーションを高めていくことは想像を絶することでしょう。また国内五輪予選から報道が過熱される中、選手たちもその期待に応えるためより重圧が普段よりかかることは間違いありません。そんな困難を克服しメダルを獲得できる選手の素晴らしさには只々敬服するのみです。
また、五輪は若人の集いと思いがちですが、馬場馬術の法華津寛選手は71歳です。今回は残念ながら二次を通過されませんでしたが、1964年に初出場した東京五輪から2012年のロンドン五輪までの出場期間について、最長出場記録としてギネス世界記録に登録されたそうです。これもメダル以外での素晴らしい記録です。この他テレビ等で殆ど取り上げられていない種目の選手も多数いたことを改めて新聞の成績欄で見ることができました。メダルを取ることは重要ですが、五輪に出場できることもまた素晴らしいことだと思います。また選手以外にも裏方とし選手を支えた監督、コーチやトレーナー、さらに情報収集をした人等数えきれない人達が、メダル獲得のために仕事をしていたことを思うと、選手一人ではなく選手を中心とした組織でメダルは獲得できるものなのだと考えさせられます。
我々の仕事も商品サービスとして脚光を浴びるものだけではなく、その商品やサービスの基となる部品や技術、サービス等脚光を浴びない裏方の仕事の方が多いと思います。日常の仕事は金メダルを獲得するよりも継続して仕事ができることが重要であることは間違いありません。法華津選手のように継続性のある仕事をしたいですね。
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平成24年 9月号 『ロンドン五輪』
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