代表社員 福田重実
平成22年9月に第1号を発刊して以来、毎月発行し今回で第100号になりました。
税理士法人マークスとなった初めての確定申告の平成23年3月11日には、東日本大震災が発生し甚大な被害が発生し、日本の社会や経済に大きな影響を受け、皆が復興を願いました。また津波の被害がテレビで映し出される度に、津波災害の怖さを感じました。東京電力福島第一原発事故では、放射能漏れによる汚染が関東地方まで拡がり、人に対する被ばくを始め農畜産物や魚にまで影響を及ぼしました。日本中の原発が稼働中止になり、電力不足による節電要請により、工場・事務所・一般家庭までもが影響を受けました。それ以降も熊本地震や台風による広島地方の水害、平成30年には地元での大阪北部地震、台風21号による風水害等、自然災害の猛威が我々を襲いました。しかし、日本人はそれに対し復旧や再発防止のために様々な対策を考じ、まだまだ時間はかかりそうですが、復旧しつつあります。
今後の明るい話題としては、2019年ラクビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック、2025年大阪万博などの開催が決定され、関連する業界での経済効果は大きなものになります。また近年の外国旅行者によるいわゆるインバウンド効果が景気に良い影響を与えています。
今年4月30日には今生天皇が退位され、5月1日から新元号になります。天皇退位特別法により4月30日から10連休になります。我々の経済活動にも影響がありますので、生産・製造・在庫等事前に工期遅れや過不足が発生しないよう対応しなければなりません。またシステムも新元号への変更を要します。
10月からは消費税が10%に増税され、同時に軽減税率も導入されるので、会計処理の対応や消費税の納税資金準備もしなければなりません。
今年は亥年です。猪の肉は万病さえも防ぐ力があるとされています。今年は「無病息災」の意味のある年とされています。無理はせず猪突猛進で経済がより良くなり、関与先の皆さまの経営が順調にいくことを祈念いたします。