代表社員 福田 重実
この時期から5月末までは、個人確定申告と3月決算法人の申告業務で、事務所では一番の繁忙期となり、頭の中が仕事のことばかり考え、ストレスが溜まりがちになります。
年初のある会合の余興でマジックを鑑賞する機会がありました。今までテレビでたまにマジックを見ることはありましたが、実際に目の前でマジックを見るのは初めてでした。
マジックは、人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を用いてあたかも実現不可能なことが起きているかのように見せかけるものです。
実際に目の前で、スプーンが曲がったり折れたりすると超能力があるように思えますし、トランプカードでは、分からないはずのトランプカードの数や模様を言い当てたり、予め、紙に書いた文字や言葉を当てるなど、本当にマジシャンが超能力を持っているように感じました。初めは「騙されないぞ!」、「種明かしをしてやるぞ!」と思いながら見ていましたが、前述のマジックを見ているとその鮮やかなマジックの世界にどんどん引き込まれ思わず拍手をしていました。マジックは簡単なものから始まり、種明かしをしたりして、段々高度なマジックになり最後は絶対不可能なマジックをして観客を感動させ、気が付けばマジシャンの世界に引き込まれていました。
マジックは、上記のように驚いたり・笑ったり・謎を解明しようと悩んだりしながらどんどん夢中になっていきます。マジックを見ている時は現実を忘れ、夢のような空間で楽しい時間を過ごせるのは素敵なことだと思います。現に、マジックのステージが終わると周りの人々も笑顔になっていました。
我々は仕事のうえで如何にして売上を上げるかについて、日々悩み考え行動していると思います。マジックのように瞬間に売上が上がることはありませんが、マジックを参考に始めは初歩的なもの簡単なものから取引を開始し、徐々に信頼を得て、こちら側の商品・サービスに満足して頂き、大きな取引や信頼関係を構築し、取引先を満足させることが大切だと改めて感じました。そのためには、マジシャンがオリジナルのワザを目指して奮闘しているように、我々の仕事に何か一つ以上の付加価値を高めるような努力が必要だと感じました。
マジック鑑賞をして、このような原稿を書いている私はやはり仕事で頭が一杯なのかもしれませんね。