この言葉を聞くと、2020年の東京オリンピック招致のために行われた滝川クリステルによるプレゼンテーションを思い起こす方も多いのではないでしょうか。東京オリンピックを3年後に控える首都:東京がどのように変わっていくのか…。そこで、今年の当事務所の社員旅行のテーマを「お・も・て・な・し」とし、東京から栃木へと行ってまいりました。
辞典で調べますと、「おもてなし」とは、訪れる人を心から慈しみお迎えするという意味で、同じような言葉で「サービス」とは型通りの接遇を意味します。
東京オリンピックに向け、おもてなしの事業として、施設や公共設備の建設はもちろん、海外の方もスムーズに滞在してもらえるようなシステム等の開発も進んでいるようです。今回の旅行で驚いたことの1つがタクシー料金をネット決済で支払える事でした。現在、指紋認証での支払いが可能なシステムが、箱根などの温泉地や観光地ですでに試験的に導入しているようです。指紋にお金をチャージし、何も持たずに温泉街をぶらぶら出来たら、確かに気楽ですよね。セキュリティ問題などが発生しないか不安もありますが、オリンピック招致により様々な面で開発・発展され、東京が…日本がどのように変わっていくのか楽しみでもあります。
では、この度、私たちが見学・体験いたしました事を今月は東京編として紹介いたします。
JALメインテナンスセンター 見学
見学内容は、最初に、航空教室で飛行機の種類・特徴・構造の説明や飛行機が気流に乗り飛ぶ原理などをわかりやすく説明していただきました。次に、展示エリアを自由に見学。歴代の制服展示やちょっとした体験が出来るブースがありました。そして最後は、格納庫の見学です。ヘルメットを被り、間近で整備中のジェット機が見られます。当然、フライト毎に整備はされていますが、定期整備には4種類有り、最長では6〜8年に1度、シートや内装も外し約1ヶ月かけて行われています。格納庫の巨大な扉の外は滑走路で、数分間隔で飛行機の離発着を見ることが出来ました
月島のもんじゃ焼き
夕食は、東京のローカルフードであるもんじゃ焼きを食べました。やはり、初めて食べる社員もおり、何となくは知っていても全員が焼き方を知らない状態でのスタートでした。店員に見本を見せてもらい作るものの手順を間違えたり早かったり…ワイワイ作る初もんじゃは楽しかったです。初心者には、焼きが早い明太子もちチーズがお勧めだと思いました
はとバスツアー『スカイツリー夜景ライナー』乗車
東京の夜景を巡りながらスカイツリーに行きました。
はとバスと言えば、東京近郊の観光ツアー!ですが、バブル崩壊後の2001年には業績が低迷し、バブル期の半分近い水準に落ち込みました。2001年以後、現場サービスの向上・顧客クレームのフィードバックなどに取り組み、パンフレットの改定・ツアー内容の見直しなどの企業努力のすえ、バブル期並に業績急回復したと注目されています。
さて、東京スカイツリーですが、言わずと知れたことですが、東京タワーに代わり2012年に完成した電波塔で、世界一高いタワーとして2011年にギネス世界記録に認定されました。高さは634mで、昔の地域の名前の『武蔵』の語呂合わせから決められたそうです。東京スカイツリーの足元は三角形で高くなるにしたがって円形に変わります。これにより、幅の狭い土地でもしっかり足元を支えられ、風を受け流すことが出来るとともに、見る方向で形が変わる「そり」と「むくり」をもつ形状となっているそうです。また、五重塔に似た制振構造をしており、地震や強風時に揺れを抑えるそうです。
私たちは、最上展望フロアである高さ445m〜450mの『展望回廊』まで上がりました。天候は雨でしたが、本日の眺望は★★★★★と表示されているとおり、いつまでも見続けていたくなるような見事な夜景でした。
ライトアップの色は1日おきに変わり、基本は隅田川の水がモチーフの水色の「粋」又は江戸紫に金箔が舞い踊る「雅」ですが、イベントや季節ごとに色が変わり、私たちが訪れた9/1は防災の日ということで追悼の意込めて「白」でした。
築地市場
和10年に開場した都内に11ある東京都中央卸売市場のうち最も古い歴史を持つ、水産物、青果物を取り扱う総合市場で、面積は約23ヘクタールで水産物については世界最大級の取扱規模です。老朽化や過密化によりセリなどを行う公設の「場内」と言われる場所が豊洲へ移転することが決定していましたが、土壌汚染問題等で延期となりました。また、民設の「場外」と言われる場所は縦400m横130mの範囲内に飲食店や水産物店計約400店が軒を連ねています。今年8月には場外の飲食店より出火し、少なくとも計7棟935uが焼けました。
実際に訪れてみて、すれ違うのがやっとという通路の狭さと賑わい、まだ火事の後もそのままになっており、老朽化や過密化の問題を直に感じました。しかし、朝の7時雨天にも関わらず、すでに観光客がたくさん来ており、少しお店を見て歩くだけでも楽しく、美味しい海鮮丼も頂きました。今後、様々な問題が解決し、古き良き観光地としての発展をして欲しいです
浅草寺
飛鳥時代(628年)より、1400年近い歴史をもつ観音霊場で、大化元年(645)、勝海上人という僧が当山に立ち寄り、観音堂を修造しました。鎌倉時代の源頼朝、室町時代から安土桃山時代にかけ足利氏をはじめ、さまざまな武将の崇敬を集め、徳川家康も武運を祈念したそうです。
有名な雷門から入ると仲見世が続いています。訪れた時間が早かったため、参拝者も少なかったのですが、独特の雰囲気と荘厳な空気を感じました。正に下町!という風景の向こう、隅田川を挟んだ先に東京スカイツリーがそびえ立っている景色が印象的でした。