今月は大阪市西成区で広告業を営まれている株式会社広研様をご紹介させて頂きます。
広研様は昭和33年4月に設立され、小売店の折込チラシ製作を業務の柱とし、ノベルティやロゴ作成、現在ではユニバーサル・シティウォーク大阪、京都アバンティなど商業施設の販売促進のイベント企画・運営など、流通業界を販売促進面から支援しています。
現在は大阪本社のほか、名古屋・東京・福岡に支店を持ち、平成22年には上海事務所を開設し海外進出も果たされました。
1つのチラシを作成するために数か月前から打合せをし、どのような内容にするかを考えていきます。例えば「母の日」のようなイベントであれば、お母さんへのプレゼントとなる商品を中心にし、あわせて行われるであろうパーティーに関連する食品やケーキ、お花の情報を載せていきます。イベントからストーリーを考え、一番のお得な目玉商品やお店が売りたい商品などをアピールできるように紙面を考えていきます。そして紙面のイメージが固まれば、デザイン会社・印刷会社を通じてチラシとして形にし、折込会社を通じて皆様の手許に届きます。
折込チラシはお客様への第一の情報発信であり、かけ橋となるものです。そのためチラシの出来栄えが集客率などにとても影響がありますが、折込チラシによって販売促進をうまく支援できた時にはクライアントからの反応も良く、非常に充実感があります。
このような折込チラシを業務の中心としていますが、最近では商業施設などでのイベント企画も増えて来ております。
イベントは、集客を行う事はもちろんですが、お客様に商品を購入して貰い、お金を使って頂く事が一番の目的になります。
この目的を達成するためには、その商業施設自体の特色を分析するのが大切になります。
どのような客層をターゲットにしているのか?その場所の地域性はどのような状況であるのか?住宅街にあるのか?駅から近いのか?遊園地などに近いのか?などです。私自身は安易な発想で、有名芸能人等を呼べば人が集まるのではないかと考えますが、それでは集客は上がっても売上には繋がらない事も多いそうです。
商業施設の特色によっては有名芸能人を呼ぶのが良いケースもありますが、家族で来店されるショッピングセンターなどでは、購入者が参加できるガラガラ抽選会を行ったほうが良い場合や、親子で貯金箱を作るイベントなどの参加型が良い場合もあるそうです。ガラガラ抽選会など、特別な事を行っている雰囲気を作りあげる事も、イベントを行う上ではとても大切な事だそうです。
また広告は継続して行う事も大切な事だそうです。良いイベントを行っていても、1回、2回で結果を出す事は厳しい面もあるので、大きなイベントを単発で行うよりも年間で定期的に行ったほうが、イベント自体が浸透し集客に結びつく事も多いそうです。
このように折込チラシやイベント企画など、お客様にとって適切で必要な広告を提案していきます。あくまでお客様と共に作り、提案し、修正し、時には衝突し、販売促進を成功させていくそうです。最後には、クライアントから「広研さんと一緒にやってよかった」と言われる事が何よりも一番うれしいことだそうです。
広研様の強みは、大企業にはできないフットワークの軽さと、今までに積み上げた経験と独自のノウハウです。
販売促進案を作り上げて行く中で、やはり無理を言われる事もありますが、フットワークを軽くし、お客様の要望にお応えしていく、その中から人と人との信頼関係を作り、共に一つのものを作り上げて行く事が一番の強みだと考えられているという事でした。
今後の目標はかゆいところに手が届き、人とのつながりを大切にし、お客様にとってなくてはならない会社であり続ける事を目標とされています。
今回は大阪本社内を案内していただき、写真を撮らせて頂いたのですが、皆さんお仕事中にもかかわらずとても気持ちよく取材にご協力下さり、ありがとうございました。私達も出来る限りのお手伝いをさせて頂きます。これからもよろしくお願い致します。
(担当/取材/文:西野)
株式会社 広研さま
大阪本社 〒557-0015 大阪市西成区花園南2-6-13
TEL:06-6659-1200(代表)
FAX:06-6659-2170
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